Z世代の生存戦略備忘録

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【資産運用】20代でつみたてNISAとiDeco/確定拠出年金に手を出すのは早計なのか

結論

つみたてNISAだけでも始めたほうが良い。
家計に余裕があるならiDeco/確定拠出年金にも加入すべき。

導入

どうも、最近ようやく投資で含み益*1が出て嬉しいとーこです。
今回は、最近話題のつみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金について、20代の会社員が始めるべきか否か、という視点で、私の見解について書いていこうと思います。
(正直なところ、私の運用方法では、どちらも投資信託*2を毎月コツコツ買っているだけですが……)
もうどっちもやってるよ!という金融リテラシーの高い方は温かい目で見守ってください。
※ NISAに関しては初心者向けではない&私が利用していないため省いています。
なにそれ聞いたことないよ!という方は、税金が免除されてお得に投資のできる政府公認サービス、という認識で大丈夫です。

比較表

比較項目 つみたてNISA iDeCo
税金控除額 運営益非課税 運営益非課税&所得控除
投資額上限 40万円 / 年 24万円 ~ 66万円 / 年
運用可能期間 開始から20年
22歳開始なら44歳まで
60歳まで
投資対象 元本保証商品なし 元本保証商品あり
(預金・保険など)
引き出しの制限 特になし
いつでも現金化が可能
原則60歳まで引き出し不可
自己破産時の差し押さえ される されない
(年金扱いなので差押禁止財産に該当)

共通点

  • 少額から毎月積み立てることで投資に挑戦できる
    • 毎月の拠出の最低額が1000円程度なので、投資が怖い人も気軽に始めやすい
    • 拠出の減額、一時停止も比較的簡単に行える
  • 投資初心者向けの商品が多い
    • 政府が介入しているサービスのためぼったくり商品がほぼない
      • まったくないとは言っていない
  • 運用益が非課税
    • 課税口座で投資を行おうとすると利益に関して約20%税金がかかります
    • 100万円儲けたら20万円を税金で持っていかれてしまう
    • つみたてNISA、iDeCoにはその課税がなく、とてもお得
  • 上限額が決まっている
    • つみたてNISA:年間40万円
    • iDeCo/確定拠出年金:人による
    • 一般的な会社員では年間24万~66万円

つみたてNISAについて

メリット

  • すぐに現金化ができる
    • お金が必要になったタイミングで売却が可能
  • 売却タイミングを自分で選択することができる
    • つみたてNISAの運用が終了するタイミングで株価が大暴落していても、課税のある口座に金融商品を移して値段が戻ることを待つ、という選択肢を取ることができる

デメリット

  • 元本が保証されていない
    • 絶対に資産がマイナスになるのは嫌だ!という方には向きません
  • (個人的な意見ですが…)年間の上限が40万円なので月で割り切れなく、もやもやする
    • 月額33,333円が上限って何?
      • 4円残ってしまうのがすごーく気持ち悪いです

iDeCo/確定拠出年金

メリット

  • 元本が保証されている商品が存在する
    • ただ、20代で元本確約型の商品に投資するメリットはほぼないと思います
      • 後述する手数料に運用益が勝てないからです
  • 税金控除がある
    • 掛け金に本来かかるはずだった住民税と所得税が免除される
    • 同じ老後資金準備なら預金よりお得
  • 基本的に60歳まで引き出せない
    • 老後資金の準備を強制的に行うことができる
  • 仮に自己破産しても差し押さえられない
    • 桃鉄の農林物件みたいなものです

デメリット

  • 受取り時に税金がかかる
  • 60まで引き出せない
    • 終了直前で大暴落を食らっていると悲惨なことに、、、
    • 現役時代に急にお金が必要になっても当てにできない
  • 各種手数料がかかる 企業型の確定拠出年金受取手数料以外を会社が持ってくれるのでお得感が若干アップ
    • 加入手数料
      • 2,829円
  • 収納手数料
    • 105円 / 月
    • 掛け金を拠出した月に取られる手数料
  • 受け取り時の手数料
    • 440円 / 回

総括

お手軽さ : つみたてNISA > iDeCo
オトクさ : つみたてNISA < iDeCo

控除額でいうとiDeCoの圧勝なのですが、仕組みがややこしい&60歳までお金を引き出せないという強めの癖があります。
なので、20代が投資を始める際にはつみたてNISAから手を付けることを個人的におすすめします。
無利子or生活に困窮しない程度の有利子の奨学金の返済が残っている程度なら、ある程度の貯金(3ヶ月程度の生活費)を確保した上でつみたてNISAを始めても問題ないと思います。

「つみたてNISAに満額拠出をしてもまだ資金に余裕がある」という方はiDeCoも加入するべきだと思います。 「生命保険料控除があるから、、」という理由でなんとなく保険に入っている方は、思い切ってNISAを始めてみてもいいのではないでしょうか。

以上、お読みいただき誠にありがとうございました。

*1:買った株が値上がりし、もし今売却すれば儲かる状態のこと。
とーこは現在(2022/08/13)約4%(10万円)程度の含み益があります。

*2:株の詰め合わせセットのような金融商品
〇〇会社の株を買うよりもリスクが抑えられる。